【技術の物語|Episode 5】 ― 信頼と再生、そして次の頂へ ―

若き社長の会社において、私は技術顧問という立場でした。
私が保有していた株式はすべて彼に譲渡しました。
それは投資ではなく、信頼でした。

「会社が立ち上がれば、いずれ誠実に報いてくれる」
そう思える関係でした。彼の妻への配慮もありました。

再スタートした会社は、2年目には年商2億円規模へ成長。
大型補助金も獲得し、急拡大していきます。

しかし、新システム特有の施工トラブルや資金繰りの難しさが表面化。
売上成長に資金が追いつかず、負債も発生していました。
私はその内情を知りませんでした。

メーカー粗利50%。
年商2億円で粗利1億円。
経費約3,000万円。
将来はさらに成長すると見えていました。

私は九州・下関で新たな展開を始めていました。
その時、内部からの知らせで急遽東京へ戻り、
事業整理と再建に着手します。

補助率50%・1億5,000万円案件を
設計管理と機器納入契約へ再構成。
2,000万円の利益を確保。

それが再生資金となりました。

若者は整理解散を受け入れ、
教師の道へ。
事業は私の会社で吸収再生。

彼とは別れましたが、
現在も非常勤技術顧問として支えてくれています。
20年に及ぶ縁です。

標準機シリーズは完成し、
地下水空調の検索でトップ表示へ。
営業はほぼせず、問い合わせのみで売上倍増。
大手工場導入も進みました。

製造販売権契約3,000万円+月額顧問料、
OEM契約1,000万円+管理費15%。
その中の1社から、
「開発に専念してほしい」との提案。

2億円で資本譲渡が成立。
競業避止期間も終了しました。

今、私は次の頂を見ています。

標準機をさらに磨き、
エアコンと複合すれば
エネルギーコスト半減、初期投資も半減。

そして家庭用から大型業務用まで
同一構造で量産可能なシリーズ。

小型家庭用の試作設計は開始済み。

私が現役で挑めるのはあと5年。

その間に頂の入口まで導きます。

共に登る経営者を、
本気で探しています。

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